まずは基本を押さえよう!福島県の基本情報を紹介!

福島県は東北地方の1番南、東京からはおよそ200キロ圏内に位置しています。新幹線なら東京から福島県内(郡山)まで約1時間20分、車なら約2時間30分の距離です。福島県の面積は北海道、岩手県についで全国3番目の広さを誇り、県内には山や海、温泉、湖、高原などたくさんの見どころがあります。


3つのエリア「会津」「中通り」「浜通り」それぞれの特徴を紹介!

は福島県の西部、奥羽山脈と越後山脈の間に位置する日本海側のエリアです。冬場は気温が低く積雪も多いため、ウィンタースポーツも盛ん。猪苗代湖を始めとする美しい自然と、会津藩士ゆかりの史跡、神社仏閣などが点在しています。

中通りは県中央部に位置し、奥羽山脈と阿武隈山地に挟まれたエリアです。気候は日本海側と太平洋側の中間で、盆地では夏場はかなり蒸し暑くなります。冬場は冷たい風が吹いて気温が低くなり、雪も降ります。豊かな自然と、くだものや喜多方ラーメンなどの多様なグルメが楽しめる地域です。

浜通りは県の東側、太平洋に面した温暖な気候のエリアです。県内で1番温かく、雪もあまり降りません。スパリゾートハワイアンズやアクアマリンふくしまなど、観光施設も充実しています。



福島のおすすめ観光スポットはこちら!

会津で外せない観光スポットといえば、会津若松市のシンボル「鶴ヶ城」です。鶴ヶ城は戊辰戦争で1カ月にも及ぶ攻防に耐え抜き、難攻不落の名城と呼ばれました。天守閣には幕末時代の瓦「赤瓦」が使われていますが、国内に現存する天守で赤瓦をまとっているのは鶴ヶ城だけです。また、江戸時代には宿場町として栄えた「大内宿」も必見です。茅葺屋根の民家が立ち並ぶ景観は、江戸時代に迷い込んだよう。国が選定する重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。おどりという名称は耳にする機会があるものの、実際にどんな踊りなのか、また、その歴史までを説明するのは難しいものでしょう。


中通りでは、くだもの狩りを楽しんでみましょう。福島市観光農園協会には16の農園が加盟しており、さくらんぼ、もも、なし、ぶどう、りんごなど、季節ごとに違うくだものに舌鼓を打てます。飯坂温泉をはじめ名湯も多いので、温泉めぐりをするのもおすすめです。ドライブなら高湯温泉と土湯峠を結ぶ約29キロの観光道路「磐梯吾妻スカイライン」はいかがでしょう。日本の道100選にも選ばれており、春から夏は新緑、秋は紅葉と、四季折々の雄大な景色が楽しめます。毎年開通から5月中旬頃まで、積雪を眺めながらの「雪の回廊ドライブ」ができることでも有名です。


浜通りでは、薄磯海岸の断崖に建つ「塩屋埼灯台」が絶景です。塩屋埼灯台は全国に16カ所しかない「登れる灯台」のひとつで、最上階からは真っ青な大海原を眺めることができます。日没の時間帯に、夕日が海面を赤く染めながら沈んでいくさまを堪能するのもおすすめです。また、家族や友達と楽しむなら、いわき湯本温泉を利用したレジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」がぴったりです。館内は年間通して28度に設定され、常夏気分で温泉やプール、フラガールによるエンターテイメントショーなどを満喫できます。日本初の、魚と一緒に泳ぐ感覚を味わうアクアリウムプール「フィッシュゴーランド」も人気です。



福島の特産品を味わおう!

食べ物では、ももを始めとするくだものが特に有名です。県内には多くの果樹園があり、くだものを購入できるほか、パフェやスムージーなどのデザートが味わえます。海に面した浜通りのいわきエリアでは、鰹やさんま、あんこう、紅ズワイガニ、うになど、魚介類の水揚げも豊富。季節ごとに新鮮な海の幸を楽しめます。


また、喜多方ラーメンも福島を代表するグルメのひとつ。ツルツルとした太めの平打ち縮れ麺があっさりした醤油スープに絡む、食べ飽きないおいしさが特徴です。喜多方では「朝ラー」といって朝からラーメンを食べる文化があり、早い時間から営業している店も少なくありません。同じ阿呆なら踊らにゃ損損」という歌い出しはよく知られているでしょう。今や、徳島空港に徳島阿波おどり空港という愛称がつけられるほど、徳島県を代表するものとなっています。


赤い牛をかたどった「赤べこ」や「会津漆器」「会津木綿」「会津絵ろうそく」などの会津伝統工芸品、そして福島エリアの「土湯こけし」などはお土産としても人気です。そのほか、米どころでもある福島は日本酒の生産も盛んで、全国でも有名な酒蔵がいくつもあります。2021年5月に行われた「令和2酒造年度全国新酒鑑評会」では、福島県内の蔵元から32銘柄が入賞。金賞の数では17銘柄と、史上初の8回連続日本一に輝きました。